矮小な思い

俺は放浪癖といいますか、大きい町をふらふら歩くのが好きで、今日は渋谷の北の方をふらついてたんです。
ビックカメラなど大きめな店が立ち並ぶ道路の一本隣に移ると、小さな公園。
遊具どころか街灯さえなく、ベンチが点在するばかり。そして2,3人のオッサン。
視線を感じつつも横断しようとすると、そこには洗濯物・・・。よく目を凝らせばかなりの数のテントが見受けられました。
公園なんかじゃない、ここはホームレスの住処だったんですね。


現実はこんなもの。今の日本には、フツウに暮らせる人たちと出来ない人たちがいる。
なら、フツウに生活できてるだけで自分はとんでもなく幸せなんじゃないだろうか。
だとしたら自分の今抱える矮小な悩みなんて取るにも足りない。こんなことで悩むなんて失礼だろう、とさえ。


生きていたい。幸せでありたい。
自分ひとり幸せであるなら、たとえ何人のホームレスを踏み台にした上であっても。


それが人間の真理なんですか?