バンクーバー五輪の自己中なまとめ

おぽじねの方と同じ文章だけど、あっち見てる人はいないだろうから(笑)

前提

今期の評価はジャンプの基礎点の大小よりもGOEの比重が大きくなりました。よって、4回転が売りのプルやトリプルアクセル頼りの真央には辛く、表現力に力を入れるライサやヨナには有利な採点であったと言えます。

男子

小塚くん

選ばれた時点では「消去法的お情け選考ですね^^」という感が否めませんでしたが、選ばれたことが自信となり、自信が良い演技につながり、良い演技が実力になり、と好循環を生んでいるように見えます。がんばったね。次回もがんばって!

ジュベール

oi
みうs
ミス
おい

ウィアー

終盤まで持続する集中力とジャンプの安定性、上半身の表現力は悪くない。だがストレートラインのエッジワークが甘すぎる。表現を捨ててジャンプで勝負する、典型的な『点取りフィギュア』のプログラムだったので今期のジャッジでは記録は伸びず。あとキモすぎ。

織田信成

「靴紐が切れてしまったぁ!」の場面だけで向こう4年はいじられることが確定^^
代えたての靴紐って伸びるから、着氷の感覚なんかが変わっちゃうんだってね。おそらく靴紐切れたのも演技直前で動転してて、冷静な判断ができなかったのでしょう。そう考えると不幸な事故だったと言わざるを得ません…が!バカヤロウ!せっかくのチャップリンも靴紐が気になって硬い表情、靴紐を気にして4回転を回避、靴紐がもとで着氷時に転倒・減点、と切れたままの靴紐で続投したことによるデメリットがあまりにも多すぎる。滑りきったとしても納得の点数は出せなかったでしょうね。バカヤロウ…応援してたんだぞ…。

高橋大輔

世界一のストレートラインは伊達じゃないっすね。納得の銅メダルといった感じ。ショートはいい意味で長く感じられ、フリーは4分という時間を感じさせない素晴らしい演技力。怪我したことで却って身体が柔軟になって、柔らかいエッジワークが身についたのだということで、実況の「全ての道はここバンクーバーへ続いていたぁ!」に全面同意します。
あと応援団、メダル授与のシーンの『GO大輔!岡山の星』はシュールすぎるからやめてくれ。

フルチンコプルシェンコ

4−3ジャンプは見事の一言。だがフリーの他のジャンプの糞っぷりはなんだ。あれだけの軸ブレジャンプじゃ当然加点ももらえず、表現力も有象無象の下位の選手と比べれば高いレベルではあるもののエッジワークやスピンの精度が悪すぎる。ジャンプを跳ぶためのプログラムという感じで、本当に退屈な4分間だったぜ…。
『4回転を跳ばない奴が金メダルなんておかしい』という言い方をすれば自己中乙だが、『現行のGOE重視の採点はおかしい』というのは考察の余地があります。

ライサチェック

「やはりライサチェックは強い」。実況が噛み締めるように搾り出したこの一言に集約されていると思います。驚異的な集中力と完成された演技で堂々の1位。問題はなんでその顔で24歳かという点ぐらいでしょうか。

男子総評

ショートは総じて好成績だったもののフリーで崩れる選手が多かったように思います。五輪という舞台、重圧の中で実力以上を発揮する者とプレッシャーに潰される者。それが勝敗を分けた結果でした。そう見ればライサの勝利は必然でしたね。


女子

落ち目のコストナーちゃん

スーパータバコタイム。

僕らのレオノワちゃん

たった2ヶ月で僕らのかわいいレオノワちゃんはババァになってしまった!くそぅ!来いよアグネス!ぶっ*してやる!!改めて洋ロリの希少さを感じさせられました…だって19…。
閑話休題。緊張で頭が真っ白になっているのだろうなという感じでした。「次はこれだっけ。その次はこれだ」という感じで、エレメンツを消化するだけのスケーティング。ショートのかわいらしい演技もババァ顔では遺憾でした。

鈴木明子

ショートは真央→ヨナ→ギョロ子というあまりにも不幸な滑走順で、多分ミーハーな人はヨナが終わった時点でテレビを消したのだと思いますが、非常に良かったです。フリーも伸びやかに演じていて、ストレートラインのエッジワークは間違いなく日本一。会見で「これでオリンピックが終わっちゃうなんてもったいないなと思いながら滑りました」と涙ながらに語ったときには僕もちょっと泣きました(笑)。
五輪出場は正直ラッキーでしたが、今となっては彼女しかいなかったと思える『遅咲きのシンデレラガール』。あまりの目力に王子様もガラスの靴のやり場に戸惑うだろうけど、お疲れ様でした。

ゲデバニシビリ

きりおはGカップというだけで金メダルと言っていましたが、僕は名前の攻撃力だけなら金メダルだと思います。

レイチェル・フラット

3サイズがフラット。おかんは「ブーちゃん」って呼んでました。いや…上手かったよ?

安藤美姫

トリノで『将来性に期待して』などというふざけた理由で中野を蹴ってまで選ばれたときは、『将来性?そんなオカルトありえません』と思ったものですが、精神的にも技術的にも格段に強くなっていましたし、それを100%発揮していたと思います。
今までから見るとちょっと物足りない得点ですが、これが妥当です。だって今までが過大評価だったんだもん。そしてGP東京での発言から本人もそれを薄々自覚していた模様。それをわかっていて、クレオパトラに成りきるために日サロに通って役作りをしてくるなど、本気で取り組んでいるんだなと感じさせられました。お疲れ様!今まで散々叩いてきてごめんな!

ジョアニー・ムキムキ・キン肉バスター・ロシェット

地元補正って本当に大きいんだなと思います。

キム・ヨナ浅田真央

一言で表すとすれば、真央は『挑戦』、ヨナは『完璧』。ヨナは計算しつくされたプログラム構成のショートでは完璧にボンドガールを演じきり、フリーは持てる技術を完璧に披露する。ハイレベルな技術を並べに並べ、『勝ちに行く』挑戦的なプログラムだった真央の鐘に対し、ヨナは一見地味ながらもハイレベルな技を次々と事も無げにこなしていく完成度の高い完璧なプログラムでした。毎日.jp内のヨナのフリー点数内訳を見ると、全ての演技にかなり高いGOEが加算されていることがわかります。一方真央は、難易度の高いトリプルアクセルを連発したために着氷の美しさ、前後の流れでの加点がありませんでした。
ヨナは04ぐらいの頃、トリプルアクセルを武器に大暴れする魔王ちゃんにフルボッコされ、どうすれば勝てるのかと悩んだ時期もあったそうで。自身もトリプルアクセルに挑んだが習得できず、それでもどうすれば勝てるか考えたところ、『自分の出来ることを全て完璧にする』という結論に行き着き、練習を重ねてきたということです。努力の上につかんだ金メダル。もうお前がナンバーワンでいいよ。
対して真央は仮面舞踏会から一転、あまりにも重苦しい選曲をしました。こんな曲を作っちゃうラフマニノフは本気で頭がおかしいのだと思いますが、単調な曲ゆえに演じきれば高い表現力を認められます。が…8月にタラソワに言われてたことがなんで本番でも出来てない!真央はジャンプの時以外無表情に滑るので、この曲への挑戦のハードルは高かったんじゃないかなぁ…。ツイズルから入る最後のステップシークエンスは難易度の高い、評価されるための、勝ちにいくためのプログラムという感じで(実際にヨナのストレートラインを0.10点上回っていますが)、真央向きではなかったのではないかと思います。
もともと力の差は歴然だったのですよね。マスコミが執拗に『ライバル対決』『奇跡の同年代』などと喧伝するものだから真央にも勝ち目があるように見せられたけど、ヨナが今のスタイルを確立してから真央が勝ったのはヨナが転倒したときだけですよ?

長洲未来

滑走順の妙って絶対にあると思います。ヨナ150→真央130→ロシェット131と、審査員もインフレを起こしちゃっててうっかり高得点つけちゃった!みたいな。
『周りが誰だろうと関係ない、私は私のスケートをする』って信念を持って、かつそれを実行し4位を奪う。かぁぁぁっこいいなオイ!

女子総評

最終グループとそれ以下ではやっているスポーツそのものが違うという印象です。技を披露するだけの下位スケーターと、技を出せるのは当然としていかに美しく仕上げるかを課題とする最終グループならそりゃ20点も30点も差がつくってもんだ。


番外編:中野友加里

本当に運のない人だと思います。前回は美姫に引きずり落とされ、今回は鈴木に押し出され。常に実力以下の評価をされ、将来性という曖昧な言葉に翻弄され続けた人です。年齢的に次の五輪は厳しいだろうし…。こういうスケープゴート的な人間も、日本フィギュア界の未来を考えたときには必要なのかもしれませんけど本人としてはたまったもんじゃないですよね。
次回の五輪。真央と美姫は確実として、もう一人はどうなるんでしょうかね。村主(笑)の例からも鈴木と中野が選ばれることは考えづらく、かといってその下に有望な選手がいるかと言われれば疑問符…。太田由希奈武田奈也が急成長してくれるといいのですが、美姫の過大評価と中野の過小評価からも知名度ゲーであることは明らかで、無名の選手が勝ちあがってこれるお国柄でもなく。


とりあえず明日のエキシビが楽しみです!